間:竜安寺石庭の時/空間  「間:竜安寺石庭の時/空間」(MA:SPACE/TIME IN THE GARDEN OF RYOUANJI)は、1989年にニューヨークの芸術団体THE PROGRAM FOR ART OF FILM(メトロポリタン美術館とゲティ財団の共同出資による、アートに関する映画を製作・配給する組織)の委嘱を受けて、飯村隆彦と磯崎新による共同作品として完成された。主なクレジットは、演出:飯村隆彦、テキスト:磯崎新、音楽:小杉武久で、16ミリ映画(ビデオ版もある)、16分、カラーである。
  

   間

庭は瞑想のための
 装置である
空白を感知せよ
静寂の声を
 聞け
空虚の浸透を想え

呼吸せよ
この庭をのみこみ
のみこまれ
合一せよ
物ではなく
その間に生まれる
距離を
音ではなく
それが埋め残した
休止部分を
感知せよ
地面に置かれた
石は
シュミセンのある
島なのだろうか
白砂は
それをこの世界から
隔てている
大海なのだろうか
間という言葉は、もともと、二つの点や二つの音の間を意味するために使われていました。その結果、ひとつのものや音自身よりも、-その間の空間-である空白や沈黙に、より重要性が与えられたました。この「時間は空間と等しい」というコンセプトは日本の芸術に基本的なものです。飯村隆彦、磯崎新 toptop

作品ノート「間:竜安寺石庭の時/空間」、飯村隆彦
「スクリーンに持ち込まれた竜安寺」、ダニエル・シャルル

参照:
フィラデルフィアにあるテンプル大学のピーター・ダゴスティーノ教授が作成したEast-West プロジェクト