No.1 2002/5


「飯村隆彦のNews Letter」のタイトルで飯村隆彦の映画、ビデオ、コンピュータ・アートなどの活動のニュースをハード・コピー(紙)でお知らせしてきましたが、今回より、eメールで、イベントや活動を併せて、不定期ながら少なくとも年数回はお届けしたいと思います。インディペンデントのアートの活動はなかなか知られることが少なく、特に私の場合、日本以外での活動も多いため、日本の友人たちにさえ私の活動があまり知られていません。インターネットのお陰で、物理的に参加できなくても、ネット上で体験できることも可能となってきました。できるだけそのような「体験」も試みながら、少なくとも情報だけでも知っていただき、現在のメディア・アーティストの活動の一端をお伝えできればとの思で、I's Media Art News を送らせていただきます。
みなさんのフィードバックもお待ちしております。

飯村隆彦
e-mail:iimura@gol.com



■「アバンギャルド映像の今日」 5月25日(土)1:00pm -

東京工芸大学(中野)の芸術情報館の開館を記念して開かれる公開講座のひとつに飯村隆彦の作品上映とレクチャー「アバンギャルド映像の今日」が、5月25日(土)13:30-15:30に行なわれます。本人の40年間にわたる時代の先端を行く8ミリ映画からコンピュータ・アートまでの映像アートの上映とトークです。参加希望者は同大学庶務課、tel. (03)3372-1321まで申し込むと案内状が届きます。
場所:地下鉄中野坂上(丸の内線)下車6分

■DVD新作とレクチャー 6月2日(日)1:30pm -

初のDVD作品「Seeing/Hearing/Speaking」の初公開と発表を、日本映像学会で行ないます。一般にも公開して、参加費500円で参加できます。
作品はデリダの一文を引用したビデオとテキスト、グラフィックス、アニメーションを含めたマルチメディア作品。
制作協力:ユーフォニック(株)、東京工芸大学、アルフレッド大学(ニューヨーク)
助成:ニューヨーク州アーツカウンシル
場所:早稲田大学文学部36号館682教室
   JR山手線高田馬場駅から都バス(学バス)早大正門行き、馬場下町下車
   地下鉄東西線早稲田駅から徒歩3〜5分
お問い合わせ:日本映像学会第28回大会実行委員会
       tel. (03)5286-3631

■「フィルム・アンデパンダンと日本の実験映画運動の始め」

6月16日(日)18:30 -
キノ・バラージュとアイ・シネマテーク( No. 12)共催で飯村隆彦のレクチャーと上映 「フィルム・アンデパンダンと日本の実験映画運動の始め- 日本のアバンギャルド映画の原点」を行ないます。

6月16日(日)(18:30 - 21:30)
会  場:中野区・桃園地域センター 2F
      中野区中央4−57−1 tel:03-3382-5151
     (JR中野駅南口下車 中野総合病院裏手・徒歩5分)
参加費:¥500−
問合わせ: wuemme@hotmail.com (末岡)
URL: http://www.h3.dion.ne.jp/~k-balazs

プログラム:
・1964年12月16日に新宿紀伊国屋ホールで上映された<フィルム・アンデパンダン「ぼく自身のためのC.M」(公募2分作品集)16ミリ>
ドナルド・リチー/人生、メリー・エヴァンズ/ごみ、赤瀬川原平/HOMOLOGY、桜林宏/事件、刃根康尚/2880K=120"、岡美行/凄言- そうごん、飯村隆彦/うらとおもて、風倉匠/無題、小池竜/トリマルキオの饗宴、鈴木利明/流れる、飯村隆彦/My Documentary、小池竜/RINNE、平田穂生/カトラン- 四行詩-の研究、大林宣彦/complexe-悲しい饒舌 (トレーラー)、富田勝弘(無題)
・参考上映 飯村隆彦「くず」(1962年)(8ミリよりブローアップ16ミリ)、「視姦について」(1962年)16ミリ中西夏之共作

■「Talking in New York」受賞

1981年にフィルムとして制作され、今回DVD「Seeing/Hearing/Speaking」のために、新しくスーパータイトルを加えて、7分に短縮された同タイトルのビデオ・バージョンがアメリカのエジソン・ブラック・マリア映画祭(http://ellserver1.njcu.edu/TAEBMFF/) で、ディレクターズ・サイテーション賞を受賞しました。この映画祭はエジソンを記念した由緒あるフェスティバルです。

CD-ROM「Observer/Observed」Reviewed

アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)より発行されているアートとサイエンスの学術誌として知られる「Leonardo」誌(2002年No.1, vol.35)のCD-ROMReview欄に飯村のCD-ROM「Observer/Observed」がマイク・レゲットにより批評されました。これは同誌のインターネット上のDigital Reviewにも掲載。このCD-ROMの多様な性格にふれて「画廊あり、レクチャーあり、カタログあり、自動分析あり」で「独創的なリンクと賢明なデザインで、ユーザーは容易に動き回れる」と書いています。

CD-ROM購入希望の方はこちらから。

■「Reviews of Takahiko iimura」発刊

前回のNewsletterでもお知らせしましたが、飯村隆彦の映画、ビデオ、マルチメディアの作品についての批評を集めた冊子(A4、70頁、英語版)を自費出版しました。ジョナス・メカスのAi(Love)(1962年)についての批評から新作、CD-ROM「Observer/Observed」(1999)について、MITPressによるインターネット上のデジタル・レビュー(2001年)まで。他にスコット・マクドナルド、マルコム・レグライス、ダニエル・シャルル、ダリル・チン、山口勝弘、浅沼圭二などが執筆しています。飯村隆彦の作品研究には必携の批評集、一部1,000円で頒布しています。飯村隆彦映像研究所宛に切手270円を貼り宛先を書いた封筒を同封して申し込むと1週間以内で発送予定。また、日本語版を制作中です。

■「デリダ理論とメダ・ビデオ」論文頒布

新作DVD「Seeing/Hearing/Speakin」へ至る過程をジャック・デリダの理論とビデオ化への論証を含めて、メタ・ビデオの可能性を論じた「デリダ理論とメタ・ビデオ」を東京工芸大学紀要「芸術世界」Vol.8 (2002年)に発表しました。この抜き刷りを希望者に頒布します。切手270円を貼り宛先を書いた封筒を同封して下さい。上記「Reviews of Takahiko iimura」を申し込まれた場合は無料で同封されます。

top


Newsletter No.14 :::No.1 | No.2 | No.3 | N0.4 | No.5 |No.6| No.7