「目には目を、耳には耳を」








私が1960年代の中頃、アメリカに来た時、丁度、ヒッピー運動と黒人暴動の頂点であった。
私はニューヨークのイースト・ビレッジに住んでいたが、そこはヒッピー運動のセンターの一つであったし、しばしばテレビで中西部の黒人暴動を見た。
これら二つのフィルム『フィルム・ストリップス I &フィルム・ストリップス II 』は、それぞれ上記の二つのシーンから撮られたが、ドキュメンタリーとしてではなく、抽象化されているが、殆どカオティックな、私の内部の記録として制作された。音楽は新しく鈴木治行さんにお願いした。これまでの私の映画にはない魅力的なものになった。(T.I.)


「飯村の中期のなかで最高の作品は、形式的関心への増大に特徴づけられるものであり、それは『フィルム・ストリップス I &フィルム・ストリップス II 』(1966-67)に最も効果的に現われている。『フィルム・ストリップス II 』が。。。興味をそそる視覚性をもたらしただけでなく、苦渋の時代を力強く記録し未来を警告する暗示的な作品に仕上げられているからである。
イメージは次第にはっきりと分かるようになり、黒人や警官やサインや旗などが見えてくるが、(この新しいバージョンでは、次第に抽象化される方向に、入れ替えた。)それがデトロイトでの暴動だと断定できるほどではない。このためにこの暴力のイメージにより広範な社会的政治紛争の記録に見えてくる。」
(スコット・マクドナルド, アフター・イメージ誌, 1978. 4,『ア・クリティカル・シネマ』カリフォルニア大学出版の著者)



1966-70/2009年, 2 films, 25分、b/w, 音楽:鈴木治行(2009)、 NTSC/Region ALL,
ISBN978-4-901181-40-2
6,300円(本体価格6,000,円)(個人価格)
31,500円(本体価格30,000円)(ライブラリー価格)